おはようございます。
Bolero films 中の人、スグルです。
僕は沖縄生まれ沖縄育ち、生粋の純OKIです。(純ジャパの中の)
自由気ままな旅や、知らない場所に出かけるのは大好きなのですが、自分の中で「帰ってくる場所としての沖縄」という存在は、日々かけがえのない心の支えになっています。
そんな僕が、「沖縄って、こんなところがいいよね」ということを少しずつ語っていこうと思います。
もちろん、カメラマンとしての視点から。
それはズバリ
日々、適温。
どんな時期でも暑すぎず寒すぎず。
とにかく一年を通して過ごしやすい。
それが、沖縄に住んでいる上で個人的に一番いいなと感じているところです。
本土では、夏には気温が40度を超えたり、冬には大雪が降ったり。
季節が目まぐるしく移り変わっていく様子をテレビなんかで眺めていると、沖縄って、何も変わらないようで少しずつ変化している一日がまるで海のように、年中漂っているような場所だなと思います。
もちろん、これにはデメリットもあります。
毎日の景色に変化が乏しいおかげで、刺激が足りないんですよね。
紅葉による「秋」を感じることができない沖縄県民は、ざっくり夏休みが終わっただとか、夕方が短くなっただとか、スタバの新作に芋ペチーノが出てきたとか。
そんなことでしか秋の始まりを察知できないのです。
もちろん、僕の主観と偏見にまみれた意見ですので、本当かどうかはご想像にお任せします。
正直なところ、いちカメラマンとして、四季折々の景色を見せてくれる本土に住んでいる方々のことは、めちゃくちゃ羨ましく思っています。
桜が咲いて、緑が濃くなって、紅葉して、雪が降る。
同じ場所でも、一年の中でまったく違う景色を撮ることができる。
沖縄は景色が本当に変わりにくい気候をしているので、一年間同じ場所で「違う写真」を撮ろうと思えば、なかなか難易度が高いように思います。
でも、だからこそ。
僕は、日々感情が移ろう「人」を写真や映像で残していきたいと思うようになった。
昨日とは少し違う表情
いつの間にか変わっていた二人の距離感
一緒に過ごす時間の中で、少しずつ変わっていく関係性
景色が大きく変わらないからこそ、人の変化がよく見える。
そんなふうにも思うのです。
だから僕は、沖縄に生まれ育ち、こうしてカメラマンとして生活できていることが幸せだし、何より嬉しい。
沖縄には「四季がない」のではなくて、きっと僕たちが想像する四季とは、少し違う色や形をしているだけなんだと思います。
そして、その感じ方は人それぞれ。
たとえば、同じ日に、同じ場所で
「まだ海入れるし、夏だね。」
「もう夜は寒いから冬だよ。」
「終わってほしくないので、まだ夏です。」
なんて会話が交わされる。
これって、なんだか沖縄らしくていいなと思うんです。
季節の変化がわかりやすくないからこそ、
自分の感覚で季節を見つける。
そして、景色が大きく変わらないからこそ、
人の変化に気づく。
そんな沖縄の時間の流れ方が、僕は結構好きです。
これからも、沖縄の海や自然だけじゃなくて、
その中で暮らす人たちの「らしさ」や、日々少しずつ変わっていくものを、写真と映像に残していきたい。
それが、僕にとっての沖縄で撮る良さのひとつです。
では、また。
Bolero films
前武田 優
